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熱処理受託加工で可能な熱処理と主な処理物

焼なまし(焼鈍、アニーリング、アニール)

固溶化処理(溶体化処理

金属材料の硬度を下げる(柔らかくする)ことができます。後加工を容易にするために行うことが多い処理です。

対象処理物例
  • フレキシブルパイプ
  • 自動車部品用パイプ
  • 腕時計部品
  • ベローズ
  • 各種プレス部品など
熱処理可能な金属の種類
オーステナイト系ステンレス鋼、
他(SUS304,316、310S等)

残留応力や加工硬化を除去し加工性や耐食性の向上を図れます。ステンレス製品の加工後に処理をすることが多い処理です。

対象処理物例
  • ステンレスパイプ
  • 洋食器
  • 腕時計のステンレス製バンド
  • 各種プレス部品など
熱処理可能な金属の種類
オーステナイト系ステンレス鋼、
他(SUS304,316、310S等)

焼入れ

金属材料の硬度を上げる(硬くする)ことができます。硬度を上げ、壊れにくく丈夫にするために行うことが多い処理です。

対象処理物例
  • 包丁
  • ディスクブレーキ
  • 工具
  • 各種刃物
  • 小型モーター用マイクロシャフトなど
熱処理可能な金属の種類
マルテンサイト系ステンレス鋼、
他(SUS420,440、403等)

ろう付け(ブレージング)

母材金属と母材金属をろう材で高精度に接合することができます。溶接困難な材料や異種材料、小物部品、複雑な形状の接合などが多い処理です。

対象処理物例
  • 熱交換器
  • 自動車部品
  • 油圧機器
  • ガス器具
  • 建築部品
  • 農機具部品
  • ステンレス製フィルター
熱処理可能な金属の種類
ステンレス鋼、合金鋼、鉄、銅、他